今日の本

イニシエーション・ラブ (文春文庫)

イニシエーション・ラブ (文春文庫)

4.5点/5点


なんということか。
本気で作者にしてやられました。
再読したくなる小説という帯に魅かれて読んでみましたが
実際に再読するハメになるとは。
一見、普通の恋愛物を装っているし、けっして壮大ではないけど
気になって気になって放置してはおけない謎が秘められていました。


この本を読んだときの私の心情は以下のような感じ

1/4
まさに普通の恋愛物。それにしても主人公の鈴木の気持ちが良く分かるなあ。


2/4
急展開過ぎる。一気に恋愛が発展しすぎ。後半はどうなるんだ?


3/4
一年後の話かあ。
ん?なんでこの言葉に対して作者は最初と表現を変えているんだろう?


3.5/4
あれ?なんかおかしいなあ。記憶違いかなあ?


3.99/4
本気でおかしい。なんか話が矛盾してきている。


スト2
ん?あれ?・・・あっ!!!!そういうことか!!!!!
今までの違和感が全て説明できる!!!!
よく考えたら最初から伏線がたくさんある!!!!


解説
・・・ネタばらししすぎでしょう


そもそもミステリーであるという認識がなかったから
これだけ驚いてるような気もするわけで、
もともとミステリーだと分かって読んだら、
大したことないなと思ってしまうかもしれない。


まあ、ともかくこれを読む人は
絶対に解説は本文の後に読むこと
をオススメします。
謎を解いてから解説を読んでください。