今日の本
- 作者: 鯨統一郎
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2007/08/11
- メディア: 文庫
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点数の割りにはおもしろい。
でも不満が残りすぎる。
噴火した後の世界が描かれるかと思いきや、
むしろ噴火するまでがメインで、噴火後はもはやエピローグって感じ。
そもそも地震の予知がピンポイントで当たるとかいう設定は
はっきり言って不要な設定だし、かなりどうでもよい。
恋愛的な要素もなんかいい加減な感じを否めないし、
そんなページがあるなら噴火後に焦点を当てるべきだろう。
と、酷評してみたが、実際、けっこう面白い。
たぶん、3点以上でもおかしくないと思う。
でも、タイトルで読者が感じるであろう期待には答え切れていない。
そのガッカリ度を加味して低めな点数になっている。
これは誰か別の人に同じテーマで書いてもらいたい。
そしたら、もっと面白いものができるかもしれない。
てか、震度6弱が関東で発生して死者0はありうるんだろうか?