今日の本

銀輪の覇者 上 (ハヤカワ文庫 JA サ 8-1)

銀輪の覇者 上 (ハヤカワ文庫 JA サ 8-1)

とりあえず上巻だけ読み終わった。
小野さんの本の後のせいか、ページに白い部分が目立つ印象。
そのおかげか、とても読みやすい。

さて、この話は昭和初期の自転車レースの話なわけですが、
自分の持っている当時の自転車のイメージよりは現代に近い感じ。
自転車ものは回想シーンが多いという個人的なイメージがあるが、
この作品も御多分に漏れず回想シーンが多いのが特徴。
過去を背負った男たちが自転車で頂点を目指して戦う。

ただ、上巻を読んだ段階ではまだ熱い戦いという印象は薄い。
レースがまだ序盤のせいもあるが、主人公たちの過去や
自転車レースの舞台裏に隠れる何かの方が気になるところ。
下巻が楽しみな展開です。

本題とは関係ないが、自転車のレース中に記者が追いかけ、
選手に話しかけて取材するというのは当時としてはありなのだろうか?
現代でこんなことやったら「TBSってる」と言われそうな気が・・・